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ガルデモラストシングル! 感想
2010年12月15日 (水) | 編集 |
来たぞ……! ついに来たぞ、この時が……!

岩沢さーーーーーん!!


と、かなりハイテンションで始めましたが、発売日から一週間経ってますが、今更ながらにガルデモラストシングルの感想を書かせていただきたいと思います。
実は発売日当日に書きたかったのですが、やはりCDの感想を書くのであれば聞き込んでからではないと……、ということで、楽曲をある程度耳になじませた今頃に感想を書きます。
ブログの放置っぷりについては、もう何も言わないでいただきたいです(笑)

では、いきます。





12月8日、満を持して発売したガルデモラストシングル「Last Song」と「一番の宝物 ~Yui final ver.~」ですが、どちらもガルデモの最後を飾るのにふさわしい出来になっています。特筆すべきは、やはり岩沢さんのセカンドシングルでもある「Last Song」。「Crow Song」の方では、発売日から一ヶ月も経っているのに未だオリコン20位以内をさまよっているという、俗に言う「岩沢さんマジゾンビ」状態だった岩沢さんですが、今回はデイリーチャートでユイの「一番の宝物 ~Yui final ver.~」を抜いて二位にランクインしていました。
今回も岩沢さんマジゾンビがどこまで続くのかが楽しみで仕方ありません(笑)

さて、楽曲について軽く感想を述べていきますが、一応ボクはギターをやっている身ではありますが、正直音楽の事はあまり詳しくはありません。(聞いてる音楽のジャンルとかかなり狭いです)
それを踏まえてた上で、書いていきたいと思います。

まずは先に、ユイ(LiSAさん)のサードシングルである「一番の宝物 ~Yui final ver.~」からいきましょうか。
曲目毎に軽く感想を述べてみます。



1.一番の宝物 ~Yui final ver.~

題名通り、このシングルのメインソングですね。一番の宝物といえば、AIRでいう青空や、CLANNADでいう小さな手のひらのような曲ですね。ここぞという時に場を盛り上げるために、必殺のボーカル曲を入れるという鍵の伝統(というか麻枝氏伝統?)の手法に使われた曲です。
ユイverの一番の宝物といえば、今でも目をつぶればあの感動が思い出せるくらいに衝撃的だった、あの第十話の挿入歌でもあります。
今回の収録曲は、そのアレンジバージョンなのですが……正直言うと、ボク的にはfinal verよりも、Keep The Beats!に収録された方が好きな感じですね。
楽曲としては、今回のfinal verの方が完成度は高いのですが、やはり十話の挿入歌として思い返しながら聞くとするならば、ギター一本(実際には一部で二本入ってますが)の弾き語りverの方が適していると思いました。
シンセとかベースとかエレキギターの音とか、しんみり聞くにはいらないと思いますね。やはり岩沢さんの「My Song」と対となる楽曲なのですから、ギター一本の弾き語りが妥当だとボクは思います。
ただ、やはりAngel Beats!の象徴である一番の宝物のユイverとして純粋に聞くならば、やはり今回のfinal verが最高の出来だと思います。
それでも、実際にどちらの一番の宝物が好きかと言われると、やはりアレンジ無しのユイverの方が好きです。正直、本筋であるkarutaさんの一番の宝物よりも好きです。
やはり、初めて十話で聞いた時の衝撃が強すぎて、「一番の宝物=ユイのギター弾き語り」というイメージが定着してしまった今、今後どの一番の宝物のアレンジバージョンが出たとしても、ユイの弾き語りverを超すことは出来ないと、ボクは今回のアレンジバージョンを聞いて感じました。
無論、岩沢さん役のボーカルを担当しているmarinaさんが一番の宝物を歌ったとしても、ユイの弾き語りverを超すことは出来ないと思います。

それでもいつかは、このfinal verを純粋な気持ちで聞くことが出来る日が来るのかもしれませんね。


2.Storm Song

一曲目がアレンジバージョンで、三曲目が既出曲の収録ということで、二曲目のこのStorm Songが唯一の新曲となるわけですが、聞いてみてぶっ飛びました。
まさにKeep The Beats!同様、ユイのストレートな楽曲となっていました。しかも、編曲を担当しているのは、今までのガルデモ楽曲の編曲を担当している光収容氏です。
今回も、光収容節が炸裂ですね。Bメロでのリードギターにフェイザー?かなにかがかかっていたのは、今までのガルデモの楽曲ではあまり聞けなかったアレンジだと思います。
疾走感のある元気な曲調に対して、歌詞に切なさが込められているのは少々違和感を感じましたが、それがユイらしいというか。それとも麻枝氏の狙いなのでしょうか。
なにより、がらっと曲調がかわるブリッジの部分に惹かれます。この曲も年末のガルデモラストライブで演奏されるのかと思うと、胸が熱くなりますね。


3.Day Game

既出曲の収録ということもあり、今更あまり深く語ることもありませんね。
ガルデモ全国ツアーのために書き下ろされた楽曲ということもあり、ユイというよりはLiSAさんの曲といった印象が強いこの曲ですが、編曲が光収容氏でないことと男性コーラスが入っていることもあり、各所で賛否両論となっていますね。
やはりボク個人としても、素直に好きと言えないのが本心です。ガルデモらしくないといわれれば、反論する言葉が見つからないくらいですし。(むしろ肯定します)
ですが、LiSAさん個人の曲として聞くならば、縦ノリ感満載のストレートなロックナンバーで、LiSAさんの持ち味が生かされたいい曲に仕上がっていると思います。この曲が不評である一番の原因である男性コーラスも、ガルデモのような小綺麗な感じを払拭する、ロック的な汚らしさを表現するには最適の演出だと感じました。
まさにLiSAさんが男性陣の楽器隊を率いて突き進んでいく、という曲ですね。

ただ一つ、アウトロの後のフィードバックから、音が途切れるのは何なのでしょうか。編集の時に弄っているのか、スイッチング奏法を使ったのかは分かりませんが、最後のピー音がイヤフォンで聞いていると耳に痛いです。
PVでも同様のアレンジがなされていたので、CDの問題というわけではなさそうですが、正直アレはいらなかったなぁ……とボクは思います。




適当に思ったことを書いて見ましたが、結構辛口な評価だったように思える「一番の宝物 ~Yui final ver.~」。それでも、二曲目のStorm Songがかなりよかったので満足です。
では、今回の大本命である岩沢さん(marinaさん)のセカンドシングル「Last Song」にいきましょうか。




1.Last Song

まさにガルデモの、というより岩沢さんの集大成という曲。メロがすごい移り変わります。曲調も、Crow SongやAlchemyといったストレートなロックというよりはプログレ調な感じ。
正直、この一曲だけでもうお腹いっぱいです。ですが、一曲だけでは終わらないのが今回のシングルで、他の二曲については後ほど述べます。
この曲を一番最初に聞いて、麻枝氏のこの曲に対する思い入れが半端じゃないということを感じ取りました。
すごい歌詞もメロもすごい練られている感じで、それに光収容氏の渾身のアレンジが加わって更に良い曲に仕上がっています。
さっきも書きましたが、ガルデモの集大成ということで曲も複雑な作りになっていて、LED ZEPPELINでいう「Achilles Last Stand」みたいな位置づけの曲だと思います。
なにより、半年ぶりにガルデモとして聞くmarinaさんの歌声で、卒倒しそうになりました。目をつぶれば、岩沢さんがひさ子さんと関根と入江を引き連れてステージで演奏している様子が思い浮かんできます。
歌詞の方は、My Songは自らの人生を歌った歌でしたが、このLast Songは、それを誰かに向けた歌の様に思えます。ボクはあまり歌詞の考察が得意ではないので、深く言えないのですが、ユイのストレートな歌詞とは違った、深い歌詞だと思います。
まさに、岩沢さんの最後を飾るにふさわしい曲ですね。もうリピートが止まりません。


2.Hot Meal

この曲は知っての通り、Thousand Enemiesを岩沢さんが歌ったら……というコンセプトの元に収録された曲ですが、ただ岩沢さんがThousand Enemiesを歌っただけではなく、歌詞も楽器隊も新たにアレンジされている、別物の曲に仕上がっています。
イントロやリフはThousand Enemiesと同様なのですが、marinaさん用にキーを下げており、なおかつ楽器隊のアレンジも変わり、再録音されています。
ですが、今までの楽曲やLast Songと違ってやや音質が悪いように感じられます。収録環境やスタジオがLast Songと違うのでしょうか。曲自体の完成度はかなり高いのに、音質が悪くなっているのは少し残念です。


3.God Bless You

10分にもわたる岩沢さんのバラードです。一番はMy Songを彷彿とさせるアコギ一本の弾き語りですが、間奏の後、ドラムのフィルインとベースギターのグリッサンドから楽器隊が入り始め、二番へと以降します。Key作品の楽曲でこの手法を用いた曲と言えば、AIRのエンディングソングである「farewell song」がありますね。(この曲は麻枝氏が作曲したものではありませんが)
その後は、marinaさんが感情を込めて歌い上げますが……うーん、やはりいい声をしています。純粋なロックとしてはLiSAさんの方が適任かもしれませんが、やはりこういうバラードとなると、marinaさんの方に軍配があがるのは確かですね。二人ともいい歌声ですが、どちらも異なった良さを持ち合わせており、marinaさんとLiSAさんは対極の歌手ですね。まさにKeyの創設期に切磋琢磨した、麻枝氏と久弥氏のような……。
麻枝節全開のLast Songとは違い、あまりひねったメロディが見られないGod Bless Youですが、なぜだかノスタルジーを感じさせられるのはボクだけでしょうか。初めて聞いた曲なのに、まるで何年も前から愛聴していたかのような、そんなメロディです。
歌詞的には、まるで死語の世界の仲間達をどこかで見守っている様子を描いているように思えます。ゆり達の死語の世界での物語を岩沢さんが歌ったという感じでしょうか。
その解釈でいくと、まるで岩沢さんが死語の世界の神だった、ということになってしまいますね。岩沢さんマジゴッド……。
Last Songがガルデモの集大成だとしたら、このGod Bless YouはAngel Beats!という物語そのものを語った曲だと思います。
『神の祝福よあれ God Bless You』 まさに岩沢さんらしいですね。




涙無しでは聞けない、二枚のシングル盤。まだ聞いていない人は、四の五の言わずに是非買って、聞いてみてください。
何千、何万文字の説明文を読むよりも、イヤホンを耳に当てて楽曲を聴くほうが手っ取り早いです。

麻枝氏はまたひとつ、一番の宝物をボク達にさずけてくれました。
コメント
この記事へのコメント
更新乙でしたー
12月はガルデモを初め欲しい物が多くて嬉しい悲鳴です^^;

――そういえばSS更新予定は年末でしたっけ? わくわく♪
2010/12/15(水) 19:15:02 | URL | 鬼胡桃 #bhx2DDvM[ 編集]
>鬼胡桃 さん

ごめんなさい。年末までに更新できる保証がありません(汗)
というのも、四話をすっ飛ばして五話を書き進めていたので、四話はほとんど手つかずな状態なんです。

お待ちしていただけるのは非常にありがたいのですが、もう少々お待ち下さい。四話と五話はほぼ同時に公開できると思いますので。


今月のAB関連の販促物ラッシュはすさまじいですね。
とりあえずこもわたさんの四コマは確実に購入します。
2010/12/19(日) 15:39:34 | URL | 一斗 #IfqwETBM[ 編集]
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